30代脱サラ独身男の海外留学ブログ

カナダカレッジ留学で私が感じたことなどを発信していきます

カナダカレッジ留学のリアル ~4か月間(秋学期)の振り返り~

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初めてのブログになるので簡単に自己紹介します。
・日本で約9年間公務員の事務職として働く
・33歳で退職しカナダカレッジ留学
・BC州のド田舎でKinesiologyを専攻する大学1年生
・留学前の英語力はTOEFL78、TOEIC700レベル
・留学前にオンライン英会話1年ー2年継続
・英会話講師とはコミュニケーション取れるくらいのレベル
・専門的な技術はなし
・日本語のコミュニケーションもあまり得意ではない。
 
このブログでは、凡人脱サラ独身男が留学で苦労しながら英語を上達させ海外で独り立ちするまでの見苦しい過程を発信していきます笑 私のこのブログでは留学6か月でペラペラになりますとかそんな大それたものはありませんし、英語上達のためのティップスもあまり提供できないと思います。ただ、凡人が留学するとこんな感じだよってことは伝えられると思いますので興味のある方は是非読んでみてください。
 

①友達ができない

私はカナダのブリティッシュコロンビア州にある超ド田舎のクランブルックという街に住み、college of the rockies という2年制のカレッジに通っています。専攻はKinesiology(運動学、運動機能学、運動生理学)です。クラスにはカナダ人約25人、インド人1人、メキシコ人1人、日本人(自分)1人います。
最初の授業でカナダ人のトークの速さに圧倒されました。2-3割も理解できていなかったと思います。一応私は留学前にしっかりと英語を勉強してTOEFLリスニング20点、オンライン英会話1-2年継続していたのでなんとかなるかなって思っていたんですが、考えが甘かったです。
 
最初の2-3週間くらいはカナダ人にも積極的に話しかけるようにしていました。わからないときは「what did you say?」「could you say that again more slowly (in easy English)?」など、何度も聞き返していました。しかし、普通の学生はオンライン英会話の先生のように日本人にとってわかりやすい表現に言い直してくれるわけではありません(彼らに全く悪意はありません)。3回4回聞いてもわからないことがよくあり、相手に不快な表情をされたり、苦笑されたりしました。こういう状況が続き、次第にカナダ人とコミュニケーションを取ることが億劫になっていきました。また、カレッジ入学時から出身地や部活動などによって既にカナダ人同士でグループが出来上がっていたのでなかなか入りづらい状況もありました。留学前に思い描いた理想のキャンパスライフとは程遠いこの状況にかなりのストレスを感じていました。
 
②なんとかしなければ。。。
授業開始から約1か月後、無理してカナダ人の友達を作ったりコミュニケーションを取ったりすることを辞めました。自分のペースでやれる限りのことをやろうと思い、次の行動に出ました。

 1 カレッジのリソースを最大限に活用

私の通うカレッジには、新入生や留学生がスムーズに大学に馴染めるようにするためのプログラムがたくさんありました。
★ PAL(peer assisted learning) program
前年度に優秀な成績でクラスをパスした生徒に授業のフォローをしてもらうプログラムです。各授業ごとに一人のtutorが割り当てられ、テストや課題、勉強のコツなどクラスに関することは何でも聞くことができます。私は授業内容にそこまで心配はありませんでしたが、ネイティブと話す環境を作るために申し込み、tutorと毎週ミーティングを行いました。その中で、授業の内容を説明してもらったり、理解度を確認するため自分で説明したりしながらコミュニケーションを取り、少しでもネイティブとの会話に触れられるようにしました。
★ Peer mentorship program
経験豊富な生徒に学生生活全般のサポートをしてもらうプログラムです。週1回1時間で基本的になんでも相談に乗ってもらえます。私の場合は、英語によるコミュニケーションに不安を抱えていたので、そのことを素直に伝え週替わりで様々なテーマについて英語で話をしています。授業中に少し発言をすることはありますが、普通に大学生活を送っていて1時間近く英語で話し込むことはあまりないので私にとっては貴重な時間でした。さらに、私のmentorが最強に素晴らしい方で英語のレベルを私に合わせてくれたり毎週いろいろな企画を準備して楽しませてくれます。
 

 

2 他国の留学生と積極的にコミュニケーションを取る

カレッジのクラスではカナダ人のグループが既に出来上がっていたことも相俟って自然と留学生同士でコミュニケーションを取る機会が増えていきました。インド人とメキシコ人の会話はそこそこスムーズですが、私が入ると少しペースダウンしてくれたりより簡単な英語を使用してくれます。私にとってカナダで初めての外国人の友達です。彼らともっとコミュニケーションを取りたいという気持ちが私の英語学習のモチベーションを高めています。
 
③ FALL Semester を終えて
留学4か月経ちましたが飛躍的に英語ができるようになったかと言われれば答えは「ノー」です。ただ、間違いなくステップアップできているなとは感じています。具体的には以下の通りです。
 
語彙力が増えてきました。ここでいう語彙力とは、知っている言葉ではなく自分で使える言葉です。特に関係代名詞のthat とかif を特に意識せずに使えるようになってきたのはかなり成長した部分かなと感じます。例えば、it is OK that ~ とか I will see if ~とかthat と if はめちゃくちゃ使うし使えるとかなり便利。使用頻度が高いので徐々に使えるようになってきました。このように「知っているけど使えない言葉」が少しづつ「使える言葉」に変わりつつあることを実感しています。成長速度は牛歩レベルです。
 
ほぼすべての手続きを自分でできるようになりました。銀行口座でトラブルがあったとき、大学の科目登録で困ったとき、スーパーのポイントカードを作りたいとき、などなど。カナダに暮らしていると様々な手続きをする必要がありますが、大体のことは一人でできるようになりました。相手の言っていること100%理解しているわけではありませんが、何回も聞き返したりボディランゲージや日本で培ったあらゆる経験や知識など総動員すればなんとかなるようになってきました笑
 
英語で考える癖が少しづつついてきました。カナダに来た当初はまずは日本語で言いたいことを考えて英語に訳すという作業を脳内でしていました。しかし、似たような境遇に何度も遭遇することで自然と英語だけで考えられるようになってきました。例えばコロナ隔離ホテルでコーヒーをもらうとき最初は電話する前に日本語で考えてから「Can I have a coffee bag??」という文章を準備し電話をしていました。これをa coffee bag の部分をアレンジしながら14日間連続で使い続けた結果、can I have ~ とか could you tell me ~ とか簡単な文章であれば日本語を経由する方が逆に面倒くさくなったくらいです笑 という感じで、同じ文章を何度も何度も繰り返していると自然と日本語を経由せずに考えられるようになってきました。ただし、私の場合は脳内スペックがあまり高くないので、人の倍以上時間がかかっているような気がします。いまだに、これまで英語で言ったことがない表現や慣れていない表現を使おうとするときは日本語で考えてしまいます。
 
カナダのニュースを無理なく要点を理解しながら見れるようになりました。カレッジの授業を通じてカナダの歴史や文化、社会的・経済的状況を嫌でも学びますので、背景知識がついてきたことが一因かなと思います。英語のリスニング力ももちろん伸びているとは思いますが、話されている話題について知識があるかどうかはかなり重要な要素であると感じています。もちろん完璧にリスニングできているわけではありませんし細部は理解できていません。
 
④ さいごに
こんな感じで留学生活で感じたことなどちょこちょこ更新していきます!!なにか質問などあればお気軽にコメントください。すべて返信いたします!